第2章 恋の種
私は政宗様に近くに行った今は小十郎様は酒蔵に酒を取りに行ってるから、政宗様は宴が嫌いのかしら? と思い近くに行き話しかける。
優実「あの政宗様?」
横目で私を見るその目はかっこよく見えて、その場を動けない私が見とれていると私の方を、体を向き変えて近くに寄ってきた。
政宗「・・・・・」
優実「あ・・・あの・・・」
言葉が上手く出ないどうしよう体が震えると同時に心臓の鼓動がうるさく鳴っていて、自分の耳に聞こえる程だ。
政宗様は私の肩に頭を置き言った。
政宗「気持ち悪い・・・この独眼竜がゲコだとは誰も言うな」
どうしよう部屋に連れて行くべきかな? けれど私一人じゃ男の人を抱えるのは無理だ。
すると慶次君が酒の壷を持ってきた政宗様は私から離れていた慶次君は言った。
慶次「独眼竜酒進んでる?」
政宗「・・・・」
私は慶次君に耳打ちをした。
優実「政宗様が気分が悪いらしくて」
慶次「お腹でも痛いの?」
優実「うん」
私は適当にごまかして私を一見抱えて支えてるみたいに見えるが実際には政宗様を支えていた、廊下に着き慶次君と私は政宗様を離すとよろめいく体で柱に寄りかってると小十郎様が来てどうしたって顔になりながら言った。
小十郎「どうかしましたか政宗様?!」
優実「政宗様が気持ち悪いと申されまして」
小十郎「すいません、優実姫にお願いがあります」
小十郎様は手に持っていた壷を抱えながら言った。
小十郎「政宗様をお部屋までお願いします、某は風来坊と宴の席に戻ります政宗様は庭で剣の稽古をしてると言いますゆえ」
私は政宗様を抱えて支えて部屋へと向かった部屋に着き布団に横にしようとすると、私の手首を政宗様が掴んできた。