第2章 第1章 主人公side
コツコツと学園内を早歩きで進む、カリムを引っ張りながら
『ギリギリ間に合いそうかなぁ』
カリム「みたいだなぁ!ジャミルに怒られなくてすむぜ」
『本当だよぉ…前なんかとばっちりで激辛カレー食わされたもん』
あの二の舞はごめんだ、笑顔でカレー追加してきたし…
『ん?あ、しるばぁ!』
少し眠たげな眼をしている、銀髪の少年を見つけた
シルバー「あぁ…アジームにロペス、今日も元気そうだな」
『シルバーも今日は頑張って起きてるよねぇ』
シルバー「あぁ、だが……そろ、そろ……」
言葉を全て言い終わる前に、立ったまま寝てしまった
カリム「おわっ、シルバー寝ちまったのか?」
『今日は午前中頑張ってたもんねぇ、カリム一緒に押してく?』
カリム「おう、急がないとな!ほら、シルバー!早く星占術の教室行くぞ!」
『頑張ってぇ、シルバー』
二人でシルバーが転ばない程度力を込めて、背中を押して歩く。意外にがっしりしてる
カリム「シルバーも色んなとこで寝るんだな、なんかノアにそっくりだ!」
『そうかなぁ?寝るって言うより突発的な行動だから…病気とかじゃなきゃいいんだけど…』
カリムのほうを見て言うが、彼は正直分かっていないみたいだ
『気にしないでぇ、あ、シルバー教室着いたよぉ』
扉を開けて中に入る、星占術の教室は至るところに星座の模型や分厚い本、教室の上空には魔法で12星座成るものが浮かんでクルクルと回っている、小さな星も
『今日は3人1組で1つの星座について調べるんだって』
カリム「なら、このままチームになろうぜ!」
シルバー「……ん、また眠ってしまった」
『シルバーおはよぉ、そろそろ授業始まるよぉ』
シルバーを間に挟んで、席に座る。シルバーはまた寝ないように顔をペチペチ叩いてる
『シルバーって寝不足なの?それとも…病気?』
シルバー「いや、睡眠はとれているし病気でもない。生まれつきこうなんだ、迷惑をかける」
伏し目がちにすまない、と言われるが何にたいしての言葉なんだろう?
カリム「何で謝るんだ?」
『そうだよぉ、悪いことしてないじゃん』