第2章 第1章 主人公side
『ふにゃ……疲れたぁ…』
ラウンジにある大きなソファーにポスンと座ると、体が沈み込む
ジェイド「ふふ、お疲れ様です」
フロイド「シャチちゃん、おつかれぇ~」
アズール「中々悪くない働きでした、ありがとうございました」
ジェイド「そういえば、宿泊の件はどうなりましたか?」
アズール「ジャミルさんに確認をとりました、1日なら問題ないと言うことですし、許可は自分が出したからと」
フロイド「マジぃ?じゃ~シャチちゃんはぁ、オレ等の部屋ねぇ」
フロイドにひょいと担ぎ上げられる、が、く~っという音がなった
ジェイド「おやおや、なんの音でしょう」
フロイド「なんだろーね、ジェイドぉ」
声からも分かる、二人は凄くニヤニヤしてる!
『……ぉ……ぃ、た…』
フロイド「なぁに?シャチちゃん」
『…お腹、が…すいた…の』
顔が熱いから、今の僕は顔が真っ赤だろうけど、もう仕方ないもん
ジェイド「折角働いてもらいましたし、賄いでも作りましょうか」
フロイド「オレ今日はぁ、たこ焼きの気分~」
フロイドは、僕をポイッとソファーに落として厨房に向かう
フロイド「アズールは食うのぉ?」
アズール「……まぁ、いただきましょう」
ジェイド「おや、珍しいですね。アズールがたこ焼きを食べるなんて」
アズール「別に良いでしょう」
フロイドが厨房から戻ると、カウンターテーブルにはたくさんのたこ焼き乗ったお皿が用意されていた
ジェイド「僕も何か作りましょうか、たこ焼きだけでは些か足りないでしょうし」
『これ、食べていいの…!?』
フロイド「良いよぉ、ジェイドがまた何か持ってくるみたいだしぃ」
厨房を覗くと、確かにジェイドが料理をしている
ジェイド「燃費が悪いというのも考えものですねぇ……何とか対策できればなんですが」
『燃費ってなぁに?』
よくわからない表現に首をかしげると、後ろから声が飛んできた
アズール「要するに、一度にたくさんの食事をとっても直ぐにお腹が空いてしまうということです。ジェイドは基本的に何かを口にしていますからね」
なんて説明を受けながらたこ焼きを食べた