第2章 第1章 主人公side
『これで、じぇーどと遊べるの?』
ジェイド「はい、ノアさんの方に不備はありませんので」
『ふ、び…?』
アズール「取り敢えず、ジェイドとフロイドは仕事に戻りなさい。この話は閉店後です」
ジェイド「分かりました」
フロイド「はぁ~い」
『僕もお手伝いしたいっ!』
椅子の上でぴょこぴょこと跳ねると、止めなさいと怒られた
アズール「では、貴方にはジェイドのサポートをお願いしましょう。ああ、僕はアズールと申します」
『分かった、あずーりゅさんっ!頑張る!』
アズール「ああ、それと。ここは、あくまでも店です。従業員と分かるよう着替えてください」
アズールがパチンと指を鳴らすと、服装がジェイドやフロイドと同じになった。半ズボンだけが違う
『わぁ…ありがとう!頑張るね!』
パタパタとジェイドの元に向かうと、ニコニコという笑顔を向けられた
ジェイド「おやおや、随分可愛らしい後輩ができましたねぇ」
『頑張ります!…なにすればいいの?』
ジェイド「それなら、この伝票をフロイドに届けてください」
ジェイドは、でんぴょーを3,4枚手渡してくれる
ジェイド「届けたら、フロイドのお願いを聞いてあげてくださいね」
『分かった!』
フロイドのいる方向にまたパタパタと向かうと、フロイドはご機嫌そうに笑っていた
フロイド「なぁに?シャチちゃん」
『でんぴょー、届けてってじぇーどが!』
机の上にポンと伝票を置くと、フロイドが直ぐに伝票を拾う
フロイド「おっけぇ~、じゃあシャチちゃんはぁ、このドリンクを4番に持ってってぇ」
ジェイドに聞けば良いからぁという声を背に、ドリンクの乗ったトレーを運ぶ
ジェイド「4番はあちらですね、お願いします」
『んしょ…お待たせしましたっ!』
ドリンクを置いて、ジェイドの元に戻ると頭を優しく撫でられた
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モブ「あの子、めっちゃかわいいな…」
モブ「リーチ兄弟、今日機嫌いいよな」
モブ「マジカメめっちゃ反応来た」
その日のモストロ・ラウンジは、いつもより売り上げが多かったらしい