第2章 第1章 主人公side
?「フロイド、真面目に仕事をしなさい」
フロイド「はぁ~?オレ、シャチちゃんと遊びてーんだけど」
ジェイド「おや、アズール。珍しいですね、ラウンジに出てくるなんて」
『……?』
確か、気を付けろって言われてた人かななんて思いながら話を聞く
アズール「えぇ、今日はいつもよりお客様が多いようなので」
ところで、と鋭い目を向けられる…怖い
アズール「その稚魚はどなたですか?ここは、紳士の社交場。子供が居て良い場所ではありません」
フロイド「これねぇ、シャチちゃんなんだぁ」
ジェイド「フロイドの言う通り、ノアさんです」
『ロペス・ノアです…』
アズール「おや、そうでしたか。しかしながら、ノアさんはこんな方でしたか?」
ジェイド「記憶まで失っているようです。正真正銘の稚魚です」
アズール「おやおや、それならば尚更お帰り頂かないといけませんねぇ。何せ紳士の社交場ですから」
帰れってこと…?しんしのしゃこーばだから?
『ヤダ、じぇーどと遊ぶって約束したもん』
ジェイド「ふふ、おやおや」
アズール「フロイド、鏡舎まで連れていきなさい」
フロイド「シャチちゃんがぁ、嫌って言うからオレもやだぁ」
そう言うとフロイドは僕の頬をむにむにと遊び始めた
『ふにゃ、ふろー…ど。んに、むにやめって』
フロイド「あは、シャチちゃんおもしれぇ、今日泊まればぁ?」
ジェイド「ふふ、僕も賛成ですねぇ」
アズール「勝手に話を進めるんじゃ………いや、待てよ。これでジャミルさんに恩を売ることが…」
眼鏡の人がブツブツ呟き始めた
フロイド「てかさぁ、泊まる許可とってあんのぉ?」
ジェイド「確かにそうですね、許可がないと外泊できませんが」
アズール「安心なさい!今日だけ特別に!泊めて差し上げましょう」
『ん……?じぇーど、これなぁに?』
ポケットの中から出てきた紙をジェイドに渡す
ジェイド「おや、ジャミルさんの伝言ですね。外泊許可のようです、用意周到ですねぇ」
フロイド「アズール読まれてんのウケる」