第2章 第1章 主人公side
『わぁ…海だぁ!』
キョロキョロと辺りを見回すが全部海、とても綺麗
?「あ、ジェイドから連絡来たぁ~」
『じぇーど、どこいるの…?』
?「ん~?稚魚ちゃんはぁ、オレと一緒に来んの」
そう言うと、大きな建物に向かい、扉を開けた
?「ジェイド~、稚魚ちゃん連れて来たぁ」
ジェイド「フロイド、ありがとうございます。ノアさん、お一人でしたか」
『うん……』
フロイド「取り敢えずさぁ、中入っていい?」
フロイドと呼ばれた人は、僕を抱えたまま返事を聞かずに中に入った
フロイド「稚魚ちゃんはぁ…ここで待っててねぇ」
ポトンと腕から落とされた、すごく痛い
ジェイド「フロイド、扱い方が雑です」
フロイド「はぁ?別に良いじゃん、オレさっさと着替えてーんだけど」
ジェイド「ノアさん、大丈夫ですか?」
『うん……じぇーど、あの人じぇーどにそっくりだね』
ジェイド「えぇ、僕の双子ですから」
邪魔にならないようにと、カウンターの端っこに座らせられる
『じぇーど…僕、来ない方がよかった…?』
たくさんの人がいて、話さえもしにくそうに見える
ジェイド「いえ、来ていただいてとても嬉しいですよ」
フロイド「ジェイドぉ、オレも稚魚ちゃんと話したぁい」
ジェイドの後ろからひょこりと現れた彼は、ジェイドに寄りかかる
ジェイド「おやおや、稚魚ではなくノアさんですよ」
フロイド「はぁ?ノアってシャチちゃんのことぉ?チビだけど、ここまでじゃねーだろ」
『えっと…ロペス・ノアですっ!』
フロイド「は…?マジでシャチちゃんなの?稚魚になってるとかウケんだけど」
ジェイド「ノアさん、こちら僕の双子のフロイドと申します」
フロイド「ど~も、フロイドでぇす。よろしくね、稚魚ちゃん」
『うん!ふろーど!』
フロイド「は?呂律回らねーの?マジ稚魚じゃん」
フロイドはケタケタと笑っている、何が面白いんだろう
ジェイド「フロイド、そろそろ仕事に戻りましょう」
フロイド「えー、オレもっと話したぁい」