第2章 第1章 主人公side
カリム「ここがオレらの活動場所!つっても、ライブがないと何もしないんだけどな」
カリムが目の前の扉を開けると、二人の生徒がいた
?「カリムくん、お疲れ~」
?「おや?その幼子は誰じゃ?」
カリム「ノアだ!今日色々あってな、子供になっちまったんだ」
ケイト「なになに~?めっちゃかわいいじゃん、けーくんだよ、よろしく~」
リリア「リリア・ヴァンルージュじゃ、よろしく頼むぞ」
カリムは僕を降ろして、挨拶するように促すが、カリムの後ろに隠れる
『…ロペス・ノアです…よろしくね、けーくん、リリア…さん』
リリア「くふふ、愛らしい子よの。気軽に呼んでくれて構わんのにな」
ケイト「リリアちゃんのこと気軽に呼ぶって結構難易度高くない?」
リリア「む、そうか?」
ケイト「そーだよ、ノアくんには難しいんじゃない?」
『…リーちゃん?』
カリム「リリアのことか?」
『うんっ!けーくんとリーちゃん!』
リリア「くふふ、好きなように呼んで良いぞ」
ケイト「やっば…めっちゃかわいい」
カリムの手を引っ張りながら、二人のいる机に近づく
『お菓子いっぱい…!美味しそう…』
カリム「あ、オレも持ってきたんだ!ジャミルの揚げ饅頭とクナーファっていうお菓子だ!」
カリムはバッグをガサゴソとあさり、お菓子を取り出した
『お菓子……』
三人が話している時に、机に置いてあるイチゴのカップケーキにそっと手を伸ばす
カリム「ん?ノア、どうした?」
『ふぁっ?!ぇ、あのっ……なんでもないっ!』
慌てて手を引っ込める
カリム「お菓子食うか?」
カリムはイチゴのカップケーキを渡してくる、見られてたのかな…?
『食べるっ!……んむ、美味しいっ』
ケイト「それはね、トレイくんが作ってくれたお菓子なんだよ~」
リリア「うむ、いつも美味な菓子を持って来よる」
パクパクとすぐに食べ終わってしまった、ものすごく美味しい
『はっ…僕、お菓子何も無いっ…どうしよ、ごめんなさい!』
オロオロしながら謝ると、頭を撫でられた