第1章 壊してあげる
「………った!!イった!!もうさっき、イったからぁ………ッッ!!」
イく度に敏感になってる。
逃げたいのに。
両手首が教授に捕まってて腰を引くことも出来ない。
「やだやだやだやだぁ」
泣き叫びながら首をふっても、それは止まることは、なくて。
「!!」
不意に感じたものすごい尿意。
「き、じゅ……っ、止め、それいっか、とめ、て!!ねが……っ、きょーじゅきょーじゅ!やだぁ!止めて止めて止めてぇ━━━━━ッッ!!」
頭の中で電気が爆発して。
お腹の中で何かが破れた気がした、瞬間。
「や……っ」
あたしの中から溢れたそれは、教授の腕を見事に濡らしていった。
「ふ……ッッ」
やだ。
やだ。
「時雨」
「やだぁ!!」
カチ、と機械を止めて。
ゴト、とそれは床に転がる。
「やだ!!嫌い!!教授なんか大ッッ嫌い!!」
「時雨」
「やだ、見ないで!」
ブランケットで手を拭いて。
教授があたしにのし掛かる。
両手で頬を包み込んで教授の方を向かせると。
教授は優しく、口付けた。
「大丈夫。時雨が思っているものじゃありませんよ」
「…………っ」
「汚いものじゃないから」
「………そんなの、嘘」
「嘘じゃない」
「嫌い!!教授なんか嫌いだもんッッ」
「………もっと苛めて欲しいですか」
「………っ」
「時雨」
「………」
「キスしてもいいですか?」
「しない」
「そうですか」
にこりと笑って。
教授はあたしの唇を啄んで、甘噛み、する。
顎へとキスをして。
唇を、食む。
「……そんなにガチガチに抵抗されると逆に興奮するんですよ、男は」