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【呪術廻戦】溺愛君主は甘やかしたい

第7章 灯火


「あれ?辻咲先生?と、ナナミン!」
「あ、虎杖くんじゃない」
「こんにちは、虎杖くん。おや、そちらは?」
「紹介するよ、俺と同じ1年の伏黒と釘崎!
んで、こっちがナナミン!すっげぇ強いんだぜ」
「「ドーモ」」
「虎杖くん、他己紹介はもっと丁寧に。私は七海です」
「皆なんでここに居るの?任務?」



3人揃って制服で街に居るなんて珍しい。
補助監督の姿は見えないけど何かの任務なのかな。
最近は1年生の派遣も多いし。
人手不足だからってあまり無理させてなければ良いんだけど。
多感な時期だし、何より危ないから。



「ううん、買い物。俺らは釘崎の荷物持ち!
先生は?」
「仕事終えたところ」
「へー、2人で?なんか珍しいね!」
「そうなのよ。特に緊急の案件とかでもなかったからちょっとビックリ」
「てか真白センセ!?あの馬鹿教師昼間からデートしてたんだけど!?」
「へぁ?」



ズイッと顔を近付ける野薔薇ちゃん。
整った顔が急に目の前に来て、少し驚いてしまう。



「でーと?」
「そう!あの女!
任務とかなんとか言ってっけど、あれは完っ全にデートだろ!?
スーツじゃなくてヒラヒラしたスカートで任務行く馬鹿が居るかァ?」



かなりイラついているのか、拳を握りしめて天を睨みつけている。
補助監督の制服は統一だ。
多少の違いはあれど、全員黒いスーツで統一されている。
まぁ私も黒のスーツだからよく間違えられることもあるんだけど。
ってその話は置いといて。



「……真白さん、調子悪いんすか?」



コソッと恵が潜めた声で聞いて来る。
その手は私の腰をソッと支えてくれている。



「うーん、悪いって程でもないかな。
なんかちょっと身体がダルいだけ」
「疲れですか?ちゃんと休んでます?」
「……」
「休めてないんですね。今日は仕事早めに切り上げて休んでください。
あんたが倒れると色々と面倒なんで」
「ありがと、恵」



クシャクシャとその髪を撫でると、少し顔を引き攣らせた。
あ、流石に高校生の頭を撫でるのはダメだったか。
子供扱いになっちゃう?あ、セクハラか。
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