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【呪術廻戦】溺愛君主は甘やかしたい

第1章 もう1人の最強


まさかスマホ修理まで3日掛かるとは……。
これじゃしばらくは不便かな。
いっそのこと新しいの買った方が早かったかな。
でも暗号化した機密事項入ってるし、何より面倒くさい。



「はぁ……なんか疲れた」
「お姉さん、お疲れだねぇ。そこにオシャレなカフェあるから俺と休憩しようよ」
「……」



面倒くさいのが来た。
たまに居るんだよね、急に距離詰めて来る奴。
いつもは悟が居るから良い様に避けれたけど、今は誰も居ないからそれが出来ない。



「あの、俺のツレに何か用ですか」
「チッ……彼氏居んのかよ」



パタパタと走り去って行く男。



「恵、なんか格好良い。大人になっちゃって」
「何言ってんすか。
あんたを1人にすると五条先生が煩いんですよ」
「放っておけば良いのよ」
「そういう訳にもいかないんすよ」
「ふーん、そう。あ、恵、クレープあるよ。食べる?」
「いや、俺は……」
「イチゴ2つくださーい」
「聞いてねぇし……」



イチゴが沢山入った具沢山のクレープを受け取り、恵に手渡す。



「美味しいね」
「……甘過ぎですよ」



なんだかんだ文句を言いながらも、隣を歩いてくれる。
たまには休息も必要だよね。
いつもいつも気を張り巡らせてたら疲れちゃう。
恵はもう2級で1人でも仕事を任せられるぐらいの実力だ。
たまには息抜きさせないと。



「あっ!居た居た!辻咲センセ!」
「2人共クレープ食べてる!良いなー」
「ふふ、1口食べる?」
「食べる食べる!!んま〜」



2人と合流し、クレープを半分程食べ進めた頃、胸にザワザワとした不快感を感じた。
何か起きる。
こういう時の勘程当たるものはない。
出来れば当たって欲しくはないけど。




「……帳がおりたね。少し遠いけど、なんか嫌な感じがする」
「え、そうなの!?じゃあ呪いが!?」
「それも1級以上のね。ここからでも濃く感じるわ。
私は現場に向かうから皆は……」
「呪いがあるって分かってて帰る訳にはいかねーっしょ!俺も行く!」
「と、思ったわ。走るから着いて来て」
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