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【呪術廻戦】溺愛君主は甘やかしたい

第7章 灯火


「真白、お風呂入ろ〜う」



事後処理を済ませてしばらくベッドでのんびりしたあと、ゆっくりと立ち上がった悟。
その身体はいつ見ても引き締まっていて、しっかりと筋肉がついている。
服の上からじゃ全然分からないけど、意外とガッチリしている。
甘い物好きだしもっと脂肪ついてても良さそうなのに。



「いやん、エッチ。そんなに見ないで〜」
「ぷっ、なにそれ」



クネッと両腕で胸元を隠す。
悟は息を吐くように冗談を言う。
その冗談と悟独自のペースには誰もが振り回される。



「でも悟って見かけに寄らず筋肉ついてるよね。流石最強」



ペタペタと悟の筋肉を触る。
固く、厚みのある筋肉。
私ももう少し筋肉付けようかなぁ。



「真白ってばそんなに触って……2回戦のお誘い?」
「ち、ちが!」
「真白はそのままで良いんだよ。そのまま柔らかい抱き心地で居て」
「柔らかいってやっぱり太ってるってこと?」
「違う違う。
そうじゃないけど、真白の柔らかい抱き心地が1番癒されんの」
「……誰と比べて?」
「真白ー?」



ペシッとおでこにデコピンをされた。
地味に痛い。



「僕は誰かと真白を比べたことなんてないよ。
真白は誰かと僕を比べたことあるの?」
「……ない」
「でしょ?ならもうそんなこと考えないの!
流石の僕だって傷つくよ?」
「ごめんなさい」
「分かれば良いのに。さ、お風呂行くよ〜」
「わっ、ちょ、自分で歩けるから!」



肩に担ぎ上げられるような格好。
悟の顔の横に自分のお尻があるのが凄く恥ずかしい。
見下ろすと悟の引き締まったお尻も見えるし。




*****




「痒いとこあったら言ってね〜」



浴室の椅子に下ろされ、そのまま髪を洗ってくれる。
その手つきは意外と丁寧で心地が良い。
それと同時に何もしてない自分が凄く申し訳ない。



「悟?自分の髪ぐらい自分で洗えるよ」



ただでさえ私の髪は長くて洗いづらいのだ。
それを人に、悟にやらせて自分は呑気に待っているだけなんて。
申し訳ないと思うのに、髪を洗う悟の手が気持ち良くてウトウトしてしまう。
浴室いっぱいに広がる甘い匂いが好き。
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