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【呪術廻戦】溺愛君主は甘やかしたい

第4章 告白


「……しょうがないから今日だけだよ」



服を奪うことを諦めて、再び背中から抱き締めた。
あのまま無理矢理引き抜いたら電流で僕のベッド焦げちゃいそうだからねぇ。
僕も基本真白と2人の時は術式解いてるし火傷はしたくないからね〜。
ま、治せるけど。



「抱きてぇ……」



髪に顔を埋め、深く吸い込めば甘い蜂蜜の匂いが肺いっぱいに広がる。
女性らしい柔らかい抱き心地と、密着してるから当たる尻。
ムラムラする。童貞卒業したてのガキかよ、ダサ。
真白と居るといつもセーブが効かない。
毎日抱きたいし、1日中ずっと抱いてたい。
飯も風呂も寝る時もずっと一緒に隣で。
真白の気持ちが分かってから更に抑えが効かなくなっている。




*****




朝、目が覚めると後ろから悟に抱き締められていた。
腕は固く簡単には抜け出せそうにない。
困ったな……これじゃ服をこっそり戻せない。
ていうか昨日見られたかも?
やばい、引かれる。絶対引かれる、気持ち悪いと思われる。
必死の思いでなんとか腕から抜け出し、クローゼットに服を戻す。
悟はまだ起きてない。
昨日疲れてそのまま寝てて見てないことに全力で賭けることにした。



「確か今日は任務無かったよね」



今日のスケジュールを思い出し、仕事着のスーツではなくカジュアルなトップスとロングスカートに着替えた。
仕事がない日しか好きな服を着れないのは辛い。
ホワイトのトップスはデコルテ部分がスッキリと空いたオフショルダー。
淡いピンク色のロングスカートは、動く度に揺れて女性らしさをプラスしてくれる。



「なに、お洒落して。デート?」
「そうだって言ったらどうする?」
「……この部屋に閉じ込めて、もう二度と他の男と会わないって思わせるまで抱き潰す」



寝起き特有の少し掠れた悟の声。
掠れていて、気だるげで、色っぽい。



「なーんて、そんな訳ないでしょう。
悟以外は興味ないもん。
任務ない日しか好きな服着れないから、今日ぐらい着ても良いでしょ?
悟はこういうの嫌い?」
「好き。
でも他の男に可愛い格好見せるのは妬く」
「ふふ、可愛い」
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