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【呪術廻戦】溺愛君主は甘やかしたい

第4章 告白


「ねぇ真白、もっかいシよ」
「え、無理」
「なんで?」
「ちょっと体力が、って聞いてる!?
あとまだこの件解決してないから先に解決したいの」
「呪霊は祓ったんじゃないの?」
「祓って終わりじゃなかったの。
あと少しだけ残ってるからそれ片付けたらね」
「ふぅん、じゃあ片付けたら抱き潰す。覚悟しておいてね〜」



ニヤニヤと笑う悟に少し頭が痛くなる。
2回もシたのにまだ足りないのか。
流石は呪術師最強、体力が違うわ。
悟の部屋でシャワーを借り、新しい服に着替える頃には悟は部屋に居なかった。
なんでも私が倒れている間全ての任務を放棄していたらしく、今はその後始末に追われているのだとか。
私のせいもあるけど、自業自得だ。
まぁ悟のことだし早々に終わらせて来るんだろうな。



「もしもし、七海?今電話大丈夫?」



スマホの連絡帳から七海の名前を選び、発信を押す。
僅か3コール目で電話に出た。



「うん、そう。
例の件で話があるから、出来れば前に担当してた術師も一緒に来てくれる?
うん、お願い。詳しいことはその時に話すね」



七海は私の知る呪術師の中でもかなり頭の回転が早い。
周りは1級呪術師だから当然、と一言で片付けてしまうが。




*****




電話を掛けてから1時間程で七海は高専に到着した。
隣には見慣れない金髪の呪術師が1人。
この人が七海の前にこの件を担当していた2級呪術師か。
背は七海よりも低く、身体の鍛え方もまだ薄い。



「初めまして、辻咲と言います。
急にお呼びしてしまってすみません、御足労頂きありがとうございます。
詳しいことをお話しますのでどうぞ中へ」



2人を桜井さんの運転する車に案内する。
後部座席に2人を通し、私は助手席に座った。



「自己紹介まだっすよね!
俺は佐藤って言います!こんな美人な人と一緒に出掛けるなんて光栄っす」



車が発信すると同時に、七海の隣に居た金髪の彼が元気よく話し始めた。
よく喋り、よく笑う。
結局駅に着くまで彼がずっと話し続け、任務の話どころではなかった。



「ありがとうございます、桜井さん。
また帰る時に連絡します」
「はーい、気をつけてね、真白ちゃん」
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