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【呪術廻戦】溺愛君主は甘やかしたい

第1章 もう1人の最強


「すっげー……」
「まじチートだろ、なんだよ、辻咲センセって」
「そりゃ特級呪術師だからな」
「「は!?」」
「五条先生と並ぶ、呪術師最強だ」
「恵、それは言い過ぎ、買いかぶりだよ。
悟には敵わない」
「聞いてたんですか」
「聞こえちゃったの。術師は?居た?」
「いえ」
「んー、じゃあ待ってるのも面倒だし先帰ろっか。
疲れたしタクシー捕まえて帰ろ」



大通りに出て、タクシーをとめる。
私は助手席に乗り、後部座席に1年生3人を座らせる。
流石に窮屈だった。



「おかえり〜、僕抜きでの買い物は楽しかった?」



校門に寄りかかり、腕を組んで声を掛ける悟。
あ、これは相当拗ねてるな。
隣に居る恵が、面倒そうに眉間にシワを寄せたのを私は見逃さなかった。



「私達が2人して出掛けたらいざという時に困るでしょ。
まぁ今日の場合は拗ねてて伊地知くんの電話出なかったみたいだけど?」
「だってー、真白が僕を置いてくからじゃん?
そもそも僕じゃなくたって問題ないでしょ」
「問題あったから私が駆り出されたんだけど?
現場に居た術師も姿が見えないし、逃げたか一緒に祓っちゃったかも」



まぁ、子供じゃないんだし自分の身ぐらい自分で護るでしょ。



「真白が駆り出されたってどういうこと?
男と連絡取れないようにスマホ壊したのに」
「現場近くにたまたま居合わせたの!
ていうか男と連絡って何!?
伊地知くんと任務の連絡してただけなのに急にキレてスマホ壊すし!」
「メンゴー。新しいの買ってあげるから許して?
あ、男は一切登録させないから」
「もう修理に出して来たわよ!」
「ちぇー」
「あ、領収書は悟の名前できったから。ちゃんと払ってね」



先程貰った領収書を手渡す。
機器の修理だけあってそれなりの値段がする。
あの破損具合からするとかなり安い方だけど。



「えー、出してあげても良いけどその代わり僕以外の男の連絡先消してね。
あ、伊地知もね。もちろんお前のお気に入りの七海も」
「……」
「無視は良くないでしょ!生徒の前だよ!」
「……その生徒の前で嫉妬心剥き出しにするの辞めて貰えませんか」
「冷たい!恵はお子ちゃまだからまだ分かんないんだよ!」
「どっちかって言うとあんたの方がお子ちゃまだよ」
「ん?野薔薇なんか言ったー?」
「ベツニー」
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