• テキストサイズ

Dusty knife【アンテ】

第14章 エンプティ【サンズ】











 星と星を線で繋げれば、星座になる。
 今見ている星は偽物だから、
 全て偽物の星座だ。


 PLAYERは点と点を自由に繋げて
 色んな物を思い描いた。


 サンズに見える星の並びを見つけた。
 PLAYERはそれを「サンズ座」と
 呼ぶ事にした。


 彼にも教えてあげた。
 サンズは腹をポリポリ掻いている。


「オイラにはバーガーに見えるけど」


 サンズのソウルが唸った。
 今、考えている事を連想したようだ。


 星にサンズを重ねた時と同じだ。
 PLAYERはその時、
 サンズの事を考えていた。


 PLAYERは、今の思いを口にした。


「・・・。はいはい」


 サンズは目を瞑った。


 PLAYERは星を見上げたまま、
 ポケットを探り、
 モンスターあめをサンズに握らせた。


 少しは空腹が紛れるだろうか。
/ 54ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp