第13章 くどかれる【フラウィ】
鏡の前に立つ様に、
PLAYERはフラウィと対面する。
「ボクはずっと、勘違いしていたよ」
「キミの中にいるのは、フリスクと、
キャラだけだと思いこんでた。
でも違うよね」
「キミがいる」
「・・・キャラは、ボクの大切な友達さ」
「でも、アイツはそうでもないみたい。
今まで築いてきたボクとの時間を、
何とも思ってないんだ」
「こんな姿になっても、
ボクはずっとキャラが好きだった。
実にバカだったよ!」
「ボクの考えを、
真の意味で理解してくれるのは、
PLAYERしかいなかった」
「PLAYERだけが本当の友達だったんだ」
「今まで気づかなくてゴメンね。
また会いに来てくれて嬉しいよ」
PLAYERが同調すると、
フラウィは嬉しそうに揺れた。