第12章 くどく【サンズ】
サンズは質問した。
「アンタは誰彼構わず
モンスターを口説いていないか?」
意外な質問に、目をパチクリさせた。
そしてこれまでの自分の行動を
振り返った。
PLAYERは正直に答えた。
「だったらオイラに対する
PLAYERの気持ちは
その程度だったってワケだ」
「ハンパにひとに
手をつけるのは、よくないぜ」
サンズは片目を閉じると、
PLAYERの前から消えてしまった。
リセットボタンを押した。
サンズをくどいた。
「ひょっとしてアンタも
同じ気持ちなのかい?」
サンズはニタニタとわらっている。
PLAYERは面倒臭そうに
首を横に振った。
「OK。じゃ、話とばすぜ」