第10章 くどかれる【パピルス】
「・・・やっぱりダメだ!
こんなコトをいうなんて!」
「1ど、いったことをまげるなんて、
カッコわるいもん」
「でも、きさまはまっすぐなことばを
くれたのに、オレさまだけ
このきもちにウソつくなんて
ズルイじゃないか」
「よーし、いうよ!
いっちゃうよ!」
「・・・まってね!いま、メモだすから!
えーっと、たしかここに
『くどくときのセリフ 1000000れんぱつ』を
いれてたハズだ・・・」
「ない!!」
「あのイヌめ。さては、また
ぼうしにイタズラしたな。
1しゅうかんくらい
てつやでかいたのに・・・」
「あんずるな、ニンゲン!
かしこいオレさまは
しっかり、おぼえてるよ」
「おぼえてなくても、アドリブを
きかせれば、なんとかなるし!」
「・・・コホン」
「ニンゲンよ。オレさまへのあいは、
いまもかわらないか?」
PLAYERはうなずいた。
パピルスがめをかがやかせた。
「ニェェッ、ホントウ?」
「オレさまもね、
きさまのことがだいすきだよ!」