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相澤消太は不健全に恋をする
第16章 祭りに敵(ヴィラン)は潜む
「これが終わったら話がある。大事な話だ」
真っ直ぐに私の方を向きそう言った。
「大事な話…?」
何のことだが処理できずに先生の目を見た。
先生は、私から目をそらした。
それだけで私にはその大事な話が
“私の個性の話”であることを理解した。
気づくと同時に鼓動が異常に早くなり、汗が出てきた。
先生は、思い出した?記憶を改ざんしたことを…?
やだ、
嫌われたくない。
やだ
そんなの、いやだ
そう考えだして、気づくと
私は走っていた。
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