第2章 両面宿儺
【五条side】
『大丈夫だよ。宿儺ってもの好きなんだね。』
何言ってんだか...。僕の予想が当たってしまってちょっと複雑な気持ちだ。
翠は昔から可愛いし、能力だって1級ではあるが総合した対応能力なら僕にだって全然引けをとらないと思っている。
しかも翠は身体に呪霊の血が混じっている。
これは、夜蛾学長と翠の同期の僕らしか知らない。
宿儺に興味を持たれるには、充分すぎる...。
ま、僕が守ればいいんだけどさ。
「さっ、そろそろつくよ」
「おっ、緊張してきたー!」
『そうは見えないけど...。』
恵は翠に任せて、悠仁を連れて学長のところへ向かう。
夜蛾学長のファンシーな趣味には多少びっくりしてたみたいだけど、期待通り、入学が許可をもらうことが出来た。
部屋に悠仁を案内してあげると隣の部屋から恵が出てきたところだった。
「おー!伏黒!今度こそ元気そうだな!」
「なんで隣の部屋なんですか。空き部屋なら他にもいっぱいあったでしょう...。」
「だって賑やかな方がいいでしょ~」
「授業と任務で充分ですよ」
「まぁまぁ、いいじゃない。明日は皆で3人目の1年生を迎えに行くからね」
「はーい!」
「あ、恵、翠は?」
「珠さんなら俺を部屋まで送ってくれて、自分の部屋に戻りましたよ」
「そっか~。ありがと。」
さ、翠のご機嫌取りにでも行こうかな。
【五条side・終】