第2章 両面宿儺
『私は翠珠。五条の同期で高専の教師よ。』
「あ、はい!虎杖悠仁、17歳!好きなタイプはジェニファーローレンスっス!翠さん...翠先生はちょー可愛いと思います。宜しくお願いしやす!」
『ふふっ。ありがとう。よろしくね。』
「確かに翠は可愛いかもしれないけど、すっごい凶暴だから気を付けた方がいいよ」
『おい。何、変なこと吹き込んでるのよ。誰のお陰で上層部、黙らせられたと思ってるのよ』
「そりゃ、僕と翠あってのことだろうね」
『分かってるならいいのよ。...さて、虎杖くん。』
「は、はい」
『五条から聞いてると思うけど、これから君はめぐと同じ高専で生活してもらうことになるわ』
「え?そーなの?」
『...ご・じょ・う?』
「後で言おうと思ってたんだよ~。というわけで荷物、準備してきてね。」
「わかった。けど、高専ってどこにあるの?」
「『東京』」
伊地知さんの車に乗って、私たち4人は高専へと帰る。
めぐは助手席で静かに寝てる。疲れたんだろうな。
私と五条に挟まれてる虎杖くんはキョロキョロと外の景色を楽しそうに見ている。
これから、虎杖くんは大変だろうな...。
まぁ、頑張ってもらうしかないけど。
「もうつくよ。学校に着いたら悠仁は僕と学長のところで面接ね」
「え、面接?」
「最悪、入学拒否もあるから頑張ってね」
「えっ、そしたら俺どうなるの?即死刑!?」
《なんだ、お前がトップではないのかつまらんな。...ん?》
『うわ、びっくりした。これが宿儺?』
「ずいぶん面白い身体になったね~」
《お前、面白いな。気に入ったぞ》
「『は?』」
「突然、何言っちゃってんの?」
パシンっと虎杖くんが、自分の頬を叩くと浮き出ていた口は消えた。
「ごめんね。先生、こいつが変なこと言って。」
『大丈夫だよ。宿儺ってもの好きなんだね。』