第2章 両面宿儺
『...なんですって?』
「え?もう一回説明する?頭悪いの?????」
『あ?』
「スミマセン」
『で?』
「だから、この子が両面宿儺の指を食べて、受肉しちゃったのよ。」
『じゃぁ、コレ、宿儺?』
「んーん。虎杖悠仁くんだよ。」
めぐの治療をしながら五条の話を聞いているが、頭の中がハテナでいっぱいになってきた。集中しなきゃ...。
治療が一段落したので、改めて五条の方に向き直って話す。
『つまり、その虎杖くん?が宿儺の指を食べちゃって、受肉はしたが、制御できているのか、人格としては虎杖。つまり器としての役割ができてる』
「ピンポーン」
『とりあえず、状況はわかった。で、協力って何?器を殺すの手伝えって?』
「んーん。生かしたいの。」
『は?』
「高専の生徒にするの。」
『へ?』
「だから協力してよ、珠。」
『私に出来ること、あるの?』
「もっちろん」
そんなこんなで五条の口車にのせられて、器、改め、虎杖くんを保護することになった。
虎杖くんは五条との仰々しい部屋での面談、私は上層部とのめんどくさい話し合い。
(五条、後で殴る)と心の中で思いながら。話し合いという名の喧嘩に見事勝利し、虎杖くんの執行猶予付き秘匿死刑が決定した。
彼も自分の進む地獄を決めたらしい。
呪術師としての地獄を選んだ。