• テキストサイズ

赫血月華(仮)

第8章 おまけ《結婚のご報告編》


《七海健人の場合》

-PPP-

任務からの帰り、補助監督の運転で報告の為、高専に向かっていたところで、私の携帯が鳴った。
私に電話をかけてくる人はあまり多い方ではないので、嫌な予感がしながら画面を見ると、
やはり私の尊敬していない1つ上の先輩からだった。
出ないで放置しようかと思ったが、あの人の事だ、出るまで何度でもかけてくるだろう…。
腹を括って電話に出ると、いつものおちゃらけだ声が耳に入る。


「やぁやぁ、七海!GLGの五条だよ〜。」

「貴方が五条さんなのはわかっています。で、なんの御用ですか?」

「あれ?七海、不機嫌?どうしたの、お腹空いた?」

「私は空腹で機嫌が左右されるほど、子供ではありません…。」

「あはは、そうだよね。」

「で、なんの御用ですか?もう今日は任務なら受けませんよ。時間外労働になるので。」

「違う違う。いや〜、報告があって!何ですか?って聞いて。」

「……なんですか?」

「いや〜、恥ずかしいな〜。」

「じゃぁ、いいです。」

「待って!聞いて!聞いてよ、七海!」

「…しつこいですよ。言うなら早く言ってください。」

「もう少し焦らしたかったのに…。僕、結婚するね」

「……エイプリルフールは4月1日ですよ。」

「いや、違うよ。マジだよ?」

「はいはい。おめでとうございます。で、誰とご結婚されるんですか?」

「珠と。」

「え?」


五条の言葉をいつもの冗談だと思いながら聞き流していたら、聞き流してはいけない言葉が聞こえた、気がする。
五条さんと、珠さんが結婚……?
珠さんは五条さんと同じく1つ上の先輩ですし、私にも良くしてくださる素晴らしい人間だと思いますし、尊敬しています。
戦い方がちょっと怖いので、そこはマトモではないと思っていますが…。
そんな2人が結婚、本当に?
いつも冗談でからかってばかりの五条の言葉が本当か嘘なのか、七海は図りかねていた。


「七海?」

「あ、いえ。ご結婚、おめでとうございます。」

/ 49ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp