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赫血月華(仮)

第3章 月華繚乱



「本当に馴染んだ...。五条、血、使うぞ?」

「珠が助かるなら、いくらでも僕の血をあげるよ。」
(だから、頼んだ...。)

「分かった。隣のベットに寝てて。準備してくる。」


硝子の指示通り、珠の隣のベットに腰を掛ける。
まっ青な顔の珠を見る。苦しそうだ...。


「珠、もう少し頑張ってて。」

「五条、準備できたぞ。」

「うん。すぐに頼む。」


硝子は宣言通り、容赦なく血を抜いた。
流石の最強・五条悟でも、貧血で死ぬのでは。と思うほど。
ギリギリまで血を抜き、増血剤を飲まされ、仮眠。たたき起こされ、また血を抜いた。
途中で1年生が来ていた気がしたが、段々意識が遠のいて、眠っていた。


『....とる、...てよ。げん...なったよ...。』


わずかに僕の名前を呼ぶ声が聞こえた気がする。

「んっ...。」

『さとる!!』

「すず...。」


目を開けると目隠しをしていない僕のクリアな視界に涙目の珠が見える。


「珠、もう平気なの?」
『うん。悟のお陰だって硝子に聞いたよ。ありがとう。』


笑ってくれた珠を見て、もうこの笑顔を無くしたくない。こんな思いはしたくないって思った。

*五条side・終*
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