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赫血月華(仮)

第3章 月華繚乱


*五条side*

「硝子!珠は!!」

「ちょっと、五条、落ち着け!」


これが落ち着いて居られるか。つい数時間前まで隣でいつものように笑ってたあいつが...、珠が...。
任務で重傷って聞いて、どう冷静でいればいいんだ。
なんでこんなことになったんだよ、珠...。
伊地知から連絡があったのは、ほんの30分程前だ、、、


"PPP"

「先生、電話鳴ってるよ?」

「もしかして翠さん?先生、早く出てよ。」

「任務もう終わったんですかね。」


僕らは廃ビルでの呪霊退治を終えて、寿司を食べるべく、お店に向かってタクシーで移動をしているところだった。
電話が鳴ったことに1年生3人は反応しすぐに出ろと言う。
でもこれ、翠用の着信音ではないから、絶対翠じゃないんだよな...と思いながら携帯を見ると、そこには"伊地知"の文字。
今日、翠、伊地知と任務に行くって言ってなかったか?
嫌な予感がしながらも生徒達に悟られぬよう電話に出た。


「はーい。GLGなごじょ「五条さん!翠さんが!!」...翠?」

「あの、翠さんが、任務で怪我を...」

「翠が?何があった。翠の容体は?任務に失敗したのか?」


あの翠が怪我?ここ数年なかったことに僕は困惑していた。
学生の頃は、しょっちゅう任務で怪我をしていた翠だったが、高専で働き始め、1級にあがって8年。
彼女は大きな怪我を1度もしていないのに...。


「任務は完了しています。2級呪霊と5名の人命救助の任務だったのですが、現場の呪霊は特級相当であったと思われます。生存者は0名。翠さんの倒れていた側には両面宿儺の指が落ちていました。...」

「それで。」

「翠さんは子供1人を抱えた際に、腹部に攻撃を受けたようです。腹部の血が止まらず、大量に失血していると考えられます。応急処置をして、現在、高専にむかっております。」
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