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赫血月華(仮)

第3章 月華繚乱



五条達と一旦別れ、伊地知さんの車で現場へ向かう。
任務の内容を伊地知さんから聴きながら資料にも目を通す。
場所は、東京のとある小学校、学校内で呪霊を窓が確認。
上は報告を受け、2級呪霊と判断した。
避難が間に合わず、教員2名、学生3名が学校内に残ってしまっている。
私の任務は5人の生存確認、生存者ならば救出し、2級呪霊を祓ってくることだ。


救出を含めるので呪霊は2級と低めではあるが私にこの任務がまわってきたのだろう。


「ここです」

『凄い嫌な感じ…これ、ほんとに2級呪霊なの…?』

「報告ではそう聞いています…」

『だよね。まぁ、行ってきます』

「ご武運を。帳を下ろします。《闇より出でて 闇より黒く その穢れを 禊ぎ祓え》」


伊地知さんの声で黒い帳が下りていく。
よし、向かうか。早く終わらせて、1年生とのご飯、一緒に食べたいな。


校舎に入ると、先程感じていた嫌な感じがより鮮明になった。
(これは2級どころじゃないんじゃ……)
もしかしたら、逃げ遅れた人達を食べて呪力があがっているのかもしれない……。急がないと…

警戒しながら廊下を歩いていく。雑魚な低級呪霊が襲ってくるが、拳に呪力を込めて仕留めていく。
3階まで来ると、今までで1番強い呪力を感じた。
(この階だ)
1番強い呪力を感じる部屋に向かって走る。


『理科準備室…』


ここが1番強い呪力を感じる。気配が多いから行方不明の5人もこの中の可能性が高い。
静かに部屋の扉を少し開け、中を伺う。


『っ!!』


目の前で起こっている光景に驚愕と戸惑い、そして怒りが起きる。思わず扉を強く開け叫んでいた。


『止めなさい!!』

「た、たすけ、て…」

「…ァ、、うァ、、、」

『っ…』


中は悲惨だった。
教師と思われる頭のない大きい遺体が1つ。
子供の小さい遺体が2つ。
子供だったものは手足が無くなっているものもあった。
言ってしまえば、こんな現場はザラにある。私だって慣れたくはないが見慣れたものだ。
だが、この部屋にはもう1つ異様な光景があった。
小さな影の上に大きな影が重なりゆらゆらと身体を揺らしている。腰を振っていたのだ。
急いで大きな影、男性教師の肩を掴んで止める。

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