第4章 代償
「昔も今も、一緒だなぁ……って」
見上げるように蓮に笑い掛ければ。
両脇に腕が押し込まれて。
気付けば蓮の、膝の上。
「な、なに……っ?」
「いや、誘われてるっぽかったから」
「どこに今っ、誘われてる要素あった??」
「いいから、黙ってろよ」
「ん………っ」
また……っ
強引な、キス……っ
後ろから掬われるように重なった唇。
すぐに蓮の熱い舌が侵入してきた。
「………あーあ、キスくれえでそんな顔すんの、おまえ」
「だ、だれの、せいだと……っ」
「なに、俺?」
「………っ」
にやにやしちゃって。
むかつく。
だいたい。
この、すっぽり感………っ
蓮がでかいのか、あたしがチビなのか。
すっぽりと蓮の腕の中に収まっちゃう自分の身体が、憎らしい。
「………ひゃあ!?」
突然、肩へと感じた鈍い、痛み。
「蓮……っ」
「さすがに昨日の今日じゃ、しねーよ」
「え」
「そこまで鬼畜じゃねーし」
散々人の体強引に押し倒しといて、どの口がゆーかな、それ。
「桜月?」
「お、風呂………っ、沸かしてくる!!」
この、雰囲気。
耐えられない、ほんと。
怖すぎる。
まだ気持ち、急になんて切り替えらんない………っ。