第4章 代償
「おまえの啼き顔も声も、たまんない」
「………っ」
「終わらせんの、もったいねえ」
「蓮……っ、あたしもお……ッッ」
「うん、だから……、もったいねえな、って」
蓮の、余裕のない表情が。
汗ばんだ、表情が。
歪む。
荒い息遣い。
なかでびくびくって、震える蓮自身。
「………ッッ、今、締めんな」
きゅう、って。
なる。
知らずに蓮を、締め付ける。
目を伏せた蓮が色っぽくて。
しっとりと汗ばんだ肌が心地よくて。
首へと両手をまわして、引き寄せた。
「………っ?」
「一緒がいい」
驚いたように、絡む視線。
だけどすぐに笑って。
蓮はあたしの唇へと吸い付いた。
啄むようなキスのあと。
やっと絡んだ口の中。
ぐ、と舌が奥まで絡んで。
同時に蓮の腰の動きも、早くなる。
頭を抱え込むように深く深く、唇が溶け合って。
隙間なく、身体が重なり合う。
「━━━━━━―――……ッッ!!」
ドクン
て。
なかで大きく弾けた感覚の、あと。
びくびくと脈打つ感覚がダイレクトに、お腹に響いて。
それでもずっとずっとそのまま。
あたしたちはお互いのぬくもりを分けあった。