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桜月夜の、鎖
第2章 葛藤
一目惚れ、だったんだと思う。
壇上に上がったあいつを見た瞬間。
目が離せなかった。
キレイだと思った。
ずっと一生。
あの幸せが永遠に続くと、思ってたんだ。
ガラスのように。
音を立てて崩れた、あの瞬間までは。
だからせめて。
俺のものに二度とならないなら。
誰か、他の誰かの腕の中をあいつが選ぶんなら。
めちゃくちゃに、傷付けてやろうと思った。
もう一生、這い上がってこようなんて思えなくなるくらい。
8年前の、俺みたいに。
めちゃくちゃに傷付けてやろうと、思ったんだ。
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