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【ツイステ】サバナ寮の番人

第3章 NRC入学式


リリア「案ずるな、ローアがおることで多くの面で助かっておる」




『それなら良いんですけど…』




さて、とリリア様はポンと手を叩いた




リリア「そろそろ鏡の間に戻らんとな、のうシルバー」




シルバーの方を見ると、立ったまま寝ていた




『あー…話長すぎましたかね?』




リリア「ううむ、かもしれんな。すまんがローア、運んでくれるか?」




『はい、お任せください』




静かにシルバーを横抱きにして持つ




リリア「くふふ、懐かしいのう。茨の谷にいた頃もこんな事があったのう」




『そうですね、その頃はまだシルバーに一勝もできなくて』




リリア「そうだったのう、良くここまで強く育ってくれたものじゃ」




『僕はまだ妖精族としての力がありますが、シルバーは純人間なのにあの強さです。尊敬しかありません』




リリア「くふふ、頼もしいのう。しかし、シルバーはこういうところがある。その時は頼んだぞ」




『勿論です。マレウス様やリリア様は勿論シルバーもしっかりと護らせていただきます』




リリア「うむ、頼もしい限りじゃ」




他愛もない会話をしていると、あっと言う間に鏡の間に戻ってきた




リリア「ではここで別れんとな、シルバーはワシが預かろう」




『あ、いえ…そろそろシルバーも起きると思います。…シルバー起きて、式典始まる』




抱き抱えたままのシルバーにそう声をかけると、うっすらと目が開いた




シルバー「……すまない、また…寝ていたか?」




『うん、少しの間だけど…』




ゆっくりとシルバーの体を降ろす




シルバー「そうか……すまない…」




『良いよ、僕は大丈夫だから…でも少し心配だね』




シルバー「あぁ…でも、病気ではないから」




『うん、分かってる。あ、長話だったね。じゃあねシルバー、リリア様もまた後で』




リリア「うむ、また後でな」

シルバー「じゃあな、ローア」




二人に別れを告げ、サバナクロー寮の位置へ向かう




ラギー「ローアくん、こっちッスよ~」




手をひらひらさせながらラギー君が言った




『ごめんラギー君!遅くなった』




急いでラギー君の隣へと向かった
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