• テキストサイズ

【ツイステ】サバナ寮の番人

第3章 NRC入学式


『レオナさん、準備できましたか?』




そう声をかけながら中に入ると、メイクの真っ最中だった




レオナ「あぁ…チッ面倒くせぇな」




大胆に指でアイシャドウを塗りながらぼやいている




『ふふっ…だから言ったのに』




ラギー「仕方ないッスよ、こればっかりは」




部屋の奥からひょこっと顔を覗かせるラギー君




ラギー「レオナさん、人に顔触られんの嫌いだし自分でやってもらわなきゃ」




『それはそうなんだけどね』




レオナ「うるせぇよ、これくらい余裕だ」




『って、そうじゃなくて…手続き用の資料、談話室に運び込んで良いですか?』




レオナ「……そうだな、式典後は談話室にほぼいるからな」




腕を組み、じっと目を細めて言う。綺麗だななんて思ったり




『出来るだけ効率よくしたいですからね…』




レオナ「…談話室に運んどけ、寮生使っても構わねぇ」




『分かりました、僕はそのまま鏡の間に向かいますね』




レオナ「あぁ。ラギー、俺達も行くぞ」




ラギー「はいはい、今行くッス!」




パタパタと部屋を駆け回るラギー君、大変だな




『では、失礼します』




部屋を出て、資料を魔法で運ぶ。資料と共に談話室に向かう




談話室には滝があるし、机と言う机もない




『…どこに置こう』




でも、レオナさんだしなーと考え、浮かせておこうと決めた




『よし、こんなものかな』




一通りの作業を終え、談話室を出て鏡へと向かう。ここは学校の敷地内には寮は建てられていないのだ




『まぁ…寮の性質を考えたらそうだろうな』




NRCには海の中や砂漠、荒野等色々な気候の中に寮がある。




そんなことを考えながら、鏡の中に入り、学校内に出る




『よし、早くあの人達を探しに行かないと』




式まで僅かだが、少しでも側にと思い駆け出した









ーーーー




ラギー「そう言えばレオナさん、ローアくんが校内駆け回ってるって噂がたってるらしいッスよ」




レオナ「あぁ?どうせアイツらがらみなんだろ、ほっとけ」




ラギー「いやいやぁ、そうはいきませんて。何しろ良くも悪くも目立ってんスから」
/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp