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【ツイステ】サバナ寮の番人

第4章 可愛くて面倒な新入生


『ふふ…あぁごめん、確かにバレたら大問題だけど僕は勿論だけど向こう側も公にしないんだよね』




ユウ「確かに、負けたことバレたくないですもんね…」




『うん、そうだね』




ユウ君は肝が据わりすぎている、少し心配なくらい




ユウ「とりあえず助けていただきありがとうございました!」




ユウ君はペコリと頭を下げると寮に戻ってしまった




『……大丈夫かな』




目で追っていると…転んだ




ラギー「プッ……仕方、ないッスね。ハハッ、ローアくんあの子連れてってくださいッス」




笑いを堪えながらそういうラギー君




『…分かった、じゃまた後で』




ユウ君に駆け寄る




『ユウ君大丈夫…?あの、僕で良かったら送ってく』




手を差し出すとその手を取り、ユウ君はゆっくり起き上がった




ユウ「すみません…えへへ」




『とんでもないよ、後輩に世話くらい焼かせて』




ユウ「えへへ、恥ずかしいですね…僕何もいいとこないや」




そう言って少し肩を落とすユウ君




『異世界に来て頑張ろうって思ってる時点でユウ君は立派だよ』




ユウ君はえへへと照れたように笑った




ユウ「ディアナ先輩にそう言ってもらえると嬉しいです」




『僕は何も特別なこと言ってないけどね』




他愛もない話をしていたら、オンボロ…寮についた




ユウ「あの、何もないですけど上がってください」




ギィィと古びた扉を開けるユウ君…流石にすぎないか?!




『あの…ユウ君?ここ、寮だよ…ね?』




ユウ「はい、使われなくなった寮だったみたいですけど」




『いや、流石にボロ過ぎないか?』




ユウ「そうなんですよね…修繕も自分でやってるんですけど、箇所が多くて、まず掃除からで」




『は……?ユウ君が全部やってるの?』




学園長は何考えてるんだ?優しさの欠片もないぞ




『はぁ……ユウ君一人だと大変でしょ、手伝うよ』




ユウ「わぁ、ありがとうございます!雨漏りとか直したいなって思ってたんです」




一旦中の様子を見て、作業することにした
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