第5章 努力
「あ」
部屋に入った私は
光景を見て、言葉にならない言葉を発した
アワトレの皆がいる
「ビックリしたか?今日は時間が出来たから、皆がうちに来たんだ」
「あ、そうなの・・・・・・」
チラッと横目で見ると
公輝さんたちが「こんにちは」と私に挨拶してくれた
とりあえず挨拶を返して
パパを見上げた
どうしよう、公輝さんたちにも聞いてもらった方がいいかな?
皆プロだし分かってくれるかもしれないけど・・・・・・
公輝さんたちにとって私なんて
メンバーの娘にしか思われてなさそう
「どうした?ことり」
「あの・・・・・・いや、その」
不安だから今すぐ聞いて欲しいのに
どうしたらいいか分からない
「何か悩みがあるのか?」
パパが私に尋ねた
「うん」
素直に答えると、私はパパを見上げた
「ね、パパ・・・・・・話聞いてくれない?」
「俺は別にいいけど、公輝たちはどうする?」
「いてくれたほうが・・・・・・いいかもしれない」
「分かった、なぁ公輝たち・・・・・・ちょっとことりの話聞いてやってくれるか?」
パパが皆に聞いてくれると
皆快くOKしてくれた