第4章 オーディション
「じゃあまた次の日曜日に」
梓さんがそういって
帰って行った
私も早く帰ろう
メロディーなんかといたくないわ
私はかばんを肩にかけて
部屋を出ようとした
すると
「私この曲を完璧に仕上げたいからっ、足引っ張らないようにちゃんと練習してきてねっ」
ふんっ
何よ何よ・・・・・・
言いたいこと言ってさぁ
私だって完璧に仕上げたいもん
練習しまくって
日曜日に見返してやる!
――――――――――――・・・・・・
「ただいまっ」
「おねーちゃんお帰り」
元太が私の元へと近づいてきたけど
私はそれを無視して部屋に戻った
あームカツク!
さっさと練習してマスターしようっ