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ファンタジーからこんにちは。(鬼滅煉獄夢)

第3章 音柱邸




翌朝、4人での食事作りを楽しみ、賑やかな朝食を済ましたと煉獄、宇髄は炎柱邸へと歩を進めていた。


宇髄が同行する理由は、炎柱邸への道中にある町での任務に赴くためである。


「町へ訪れた人間が行方を眩ます…ですか?」
は小首を傾げ、煉獄と宇髄を見上げる。


「ああ。ここ二月程で確認されている不明者は37名。恐らくはそれ以外にもいるだろうな。まったく、派手に暴れてやがるなぁ。」
宇髄はその整った顔をしかめる。


「うむ。鬼の仕業だろうな。宇髄、他に情報はないのか?」

「送り込んだ隊士が6人帰ってこないらしい。甲の階級もいたらしいが、消息は掴めねえと。それで、今回大規模な捜索をかけて仕留める。」

「成る程!そこで宇髄が陣頭指揮をとるという訳か。」



「あ、あの町ですか?」
が指をさす方には人里が見えてきた。

街道沿いに有る町。
人の出入りは多そうだ。




―――ゴロゴロゴロ。
遠くから雷鳴が響いた。

背後の空はいつの間にか暗い雲が覆っていた。


「降りますね…。」
は雲を睨み呟いた。


「うむ。ここで宿をとるか。」
腕を組み、正面を見据えたまま煉獄は言う。

「は宿から出ないように。」
を振り返り真剣な面持ちで命じる。


「わかりました。杏寿郎さんは宇髄さんと?」
煉獄の目を真っ直ぐに見つめ、問う。



「ああ。手伝える事も有るだろう。」
の頭を撫でつつ答える。

「いい子で待っていてくれ。」




そんな様子を宇髄は興味深く見ていたが、近付く雨の気配に2人を急かす。

「取りあえず、宿屋に行くか。」





宿の二階に一部屋をとった。
煉獄と宇髄は恐らくは朝まで帰れないだろうということで、だけが部屋に残ることになった。


激しく叩き付ける様な雨音の中、煉獄と宇髄は連れ立って出立した。


心配そうな煉獄には、室内に結界を張り、外部からの侵入を防ぐと告げ、何かが有れば合図を送ると伝えた。



やがて、雨が上がると燃える様な夕焼けが窓を染めた。

「杏寿郎さんの色…」


赤く輝く空を見つめ、彼の無事を願った。





もうじき、夜がやってくる。

鬼が動き出す時間だ。



部屋に結界を張り、長い夜に備える。

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