第2章 不仲
にキスをしたままジンの左手は器用にのワイシャツのボタンを1つずつ外していく。
外気に肌が晒される感触を覚えながらもはジンのキスに翻弄されたまま。
最後の1つを外した後、ジンはの上半身を起き上がらせる。
ワイシャツをガバッとはだけさせ背中にツーっと指を滑らせる。
その指先が下着のホックで止まり、パチン、と音がして胸の締め付けが無くなった。
ジンにそのまま下着を取られ白く、柔らかな膨らみが2つ露わになる。
下から乳房を揉まれは小さく声を漏らす。ジンは一旦口付けを止めると今度はの耳に舌を入れた。
耳に直接響く水音。脳を犯されているような、そんな気さえする。
「はぁっ、…やぁ…」
ゾクゾクとしたくすぐったさが快感に変わる。
耳を舐めるジンの舌に対し、乳房をなぞる指はさっきからジンジンと疼く頂に触れてくれない。その周辺をグルグルと回ってばかり。
「ジン…」
はトロンとした目でジンを見つめる。
「乳首…触って」
「もう耐えられねぇのか」
「はやく…」
が吐息混じりに懇願するとジンの人差し指が既に硬くなったピンク色の頂を弾いた。
「んあっ…」
ジンの2本の指がの乳首をコリコリと摘む。キュッと強く摘むとはまた短く喘ぐ。
「随分と感じやすい身体になったもんだな」
「誰のせいだと…っあ…」
「あぁ、俺だろうな」
ジンの口元が耳から乳房まで降りてくる。
赤い舌が覗いてはそれが触れるまでの僅かな時間でさえもどかしく感じた。
舌が乳首をひと舐めして、また舐めて、それが段々激しくなっていく。
ジュルルッと音を立てて吸われて温かい口の中でコロコロと転がされる。
唇で挟んで軽く引っ張られて、もう片方の乳首は強く摘まれて
「あっ…んあぁ…」
ジンが軽く甘噛みをするとは一層大きく喘いだ。
ジンの髪を掴んで快感に耐えて、でもより胸を押し付けてしまっているは強くなる乳首への愛撫にただ悶えるだけだった。
いつの間にかベッドに再び押し倒されたは未だジンジンと疼く胸の先端に余韻を感じていた。
その隙にジンはスカートと下着を共に下ろした。