• テキストサイズ

彼と私の恋姿(のんびり更新)

第6章 努力







服をそこら中にちらかして
床が見えなくなっている私の部屋。

よくこんなにも服があったなと思う。


だって、こんなピンクのスカート、
いつ買っていつから履いてないか覚えない。








「はい、いい感じ」
「わおー」


鏡に写る、自分。


横に結んだシンプルな髪型の私が
黒色のシュシュをつけている。

ジーパン記事のジャケットの下は
抹茶色のロングスカート。


これぞ、シンプルってかんじ。
さすがは向井。
尊敬しますよ・・・。



「は肌綺麗だよね」
「そう?」
「うん。化粧しないで外食できる20代
後半なんて、そうそういないからね」
「そりゃどうも」


褒められてるのかそうでないのか
よくわからないけど喜ぶだけはタダだから。


顔もろくに洗わないし
メイクなんてここ何年もしてないよ。

最悪、成人式以来かもしれないわ。
化粧品持ってないですから~アハハ



「どこなの?場所は」
「『のぞみ』」
「あ、モダンなお店ね」
「うん」


ソファにどっこいしょ、と座る。
やっぱり、20代後半なんてこんなもん。


「外は美人にできても中までは俺には無理」

向井も隣に座って言った。

「余計なお世話ですから」
「へますんなよ?」
「多分、大丈夫」
「不安だわ~」
「うるさいよ、向井くん」









一番不安なのは私だっての!


/ 109ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp