第2章 意識
気分が晴れなくて
やっぱりコンビニへと向かう自分。
こんなに心が重いのなんて
一体いつぶりだろ?
ニノだって彼女できて幸せで
大野さんもふらっとよく消えてるし
松潤は悩む必要なさそうだし
相葉ちゃんは悩む事がなさそうだし
なんだかんだ、一番中途半端だな
俺って・・・。
「あ」
思わず足を止めた。
小雨の降る空を、屋根下から見つめる人。
それは、ひょっとしなくても
さんだったりするわけで。
こんなところで何してんのかと
黙って彼女を見つめてた。
何やってんだよ、俺は。
屋根の下から手を出して
雨に触れようとするさん。
冷たかったのか、片目を閉じて
微笑むさん。
楽しいんだろな。
本当に顔からよく出てる。
きっと、純粋な心の持ち主で
ステキなんだな~
・・・・・・て、何考えてんだ。
気持ち悪いこと、考えてた?
やっぱり変だな・・・こりゃ。