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【呪術廻戦】無理も通れば

第1章 何が起きた



食堂に着いて中に入ると男性が2人いた。
こちらに気付いて、近寄ってくる。

「硝子じゃん。何してんの?」

「お前等こそ、授業の筈だろ。何してるんだ。」

「担当が任務で自習でーす。んで、後ろの何?」

家入さんが立ち止まったので、後ろから覗くと、白髪の男の人とお団子の男の人がいた。

白髪の人の言葉で自分に視線が向けられ、威圧感に恐くなり家入さんの背中に隠れる。

「保護された子だよ。飯食ったら送るの。」

「保護?あぁ一昨日の。君も大変だね。」

お団子の人がやれやれといった感じに声をかけてきた。
どうやら私は保護、されたらしい。
あの得体の知れない何か、から?
此処の人達は皆、あれが何か知っているのだろうか。
そういえばまだお話聞いてなかったな。

「えっと…保護して頂きありがとうございました。」

お礼を言い頭を下げる。
保護らやっぱり病院なのかな?
家の近くに病院なんてあったかなと考えていると辺りが暗くなった。
びっくりして顔を上げると目の前には白髪の人。

背が高くて、こちらを覗き込んでいるがサングラスの所為で表情が分からない。
なによりも背が高く、見下ろされている為何か怖い。
いつまで経っても視線が外れない為、家入さんの背中に隠れる。

「悟、怖がらせてる。虐めはよくないよ。」

「虐めてねーよ。コイツなんか変。」

変、ってどこが?
出会い頭に変とは?
制服は普通だし鞄も普通だよね?
身だしなみを確認していたら、さらに一歩近づかれる。
吃驚して視線から外れようと逃げるが、その分更に距離を詰められる。

いきなり変と言われ距離を詰められ訳が分からず、家入さんを盾に逃げ回る。

「やめなさい、怖がってるだろ。」

お団子の人が白髪の人の首元を掴んで止める。

「全く子供か。霧乃さん空いてる席で待ってて。」

家入さんのいう通りに近くの席に座る。
家入さんは座るのを確認すると調理場に入っていった。
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