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【呪術廻戦】無理も通れば

第3章 夢じゃなかった



お野菜もお魚もお肉も何でも揃っていてこれだけあれば献立にも困らないだろう。

お米を洗って炊飯器にセットしてボタンを押す、魚の下処理を済ませてグリルに置き火をつける。
お米とお魚が出来上がる間にサラダと卵焼き、作り置きされていた煮物を温め盛り付ける。

お味噌汁は古いお野菜を纏めて具沢山で作る。

お皿に盛り付けて、卓に並べていく。
硝子さんも手伝ってくれて思ったより早く準備が終わってしまった。

「悟連れてきたよ。あれ、もう出来てる?」

「あぁ、今出来た所だ。お前らも皿持っていけ。」

「はよ。…え、硝子が作ったの?」

「おはよ。作ったのは紫亜だよ。感謝しな。」

「すみません、硝子さん。お箸ってどれ使うとか決められてます?あ、五条さん。おはようございます。」

「お箸は個人のになってるから私が出すよ。そこの引き出しに纏めて入ってるんだけど。」

硝子さんがどのお箸が誰のか説明してくれ、最後にお箸持って卓に向かう。

「これ、お前が全部作ったの?」

「硝子さんにも手伝ってもらって作りました。お口に合えばいいんですが…」

「凄いね、こんなに作れるなんて。」

4人揃って、いただきます、と声を合わせて食事を始める。

「卵焼き美味しい。」

「お味噌汁も美味しいよ。」

「ちゃんとした飯だ…」

味は問題無かったようで皆の箸が進む。
家族以外に一から作って振る舞うのは初めてだったが上手く出来たみたいで良かった。

硝子さんと夏油さんは食べる物全て美味しいと言ってくれるので照れてしまう。

「悟も、作って貰ったんだから美味しいなら美味しいってちゃんと言いな。」

「…うまい」

「ありがとうございます。お口にあったようでなによりです。」

その後も箸は止まらず多めに作ったつもりだったが、綺麗に無くなってしまう。

「もしかして、足りなかったですか?」

「そんな事ないよ、丁度良かった。ごちそうさま。片付けはこっちでやるから座ってていいよ。」

「ごっそさん。それ渡せ。」

夏油さんと五条さんはお皿を纏め洗い場に向かう。

「紫亜、ごちそうさま。凄い美味しかったよ。ありがとう。もうちょっとゆっくりしてから行こっか。」

それから硝子さんとお茶を飲みながら時間を潰す。

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