第2章 これは夢か
掛け合いに笑っていると部屋の前に着いた。
3人に振り返り頭をさげる。
「今日は本当にありがとうございました。」
「私の部屋隣だから何かあったら声掛けて。」
「私達の部屋は向かい側だから。」
「ありがとうございます、おやすみなさい。」
もう一度頭を下げて部屋に入る。
ベッドに入ってぬいぐるみを抱きしめる。
うん、今日は疲れた。
早く寝てしまおう、起きてから考えよう。
「あいつの呪力、家が原因か?」
「どうだろうね、まぁ神道と仏教が混ざってるのはちょっと特殊だけど。」
「身内には見える人がいないみたいだから、何ともだな。」
変な呪力、理由は分からない。
ただ、今日現れた呪霊はアイツを狙ってた。
突然現れて結界破って呪霊呼び寄せて…
は〜めんどくせぇ。
「明日、硝子が見るんだし。こっちはこっちで調べるよ。」
「あぁ、頼んだ。私ももう寝るから、じゃ。」
夜蛾センの金で肉も食えたし、まぁ、いいか。
俺も傑も部屋に入る。
とりあえず寝るか。