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【呪術廻戦】無理も通れば

第2章 これは夢か



またもや喧嘩が始まりそうになってしまい慌てて謝る。
五条さんは別にと言いそっぽ向いてしまった。
無理に付き合わせてしまう事になって申し訳なく俯く。

すると、五条さんがやる、と言って何かを差し出す。
顔を上げてみると、目の前には大きな猫のぬいぐるみが二つ。

「….これは?」

「やる。ほら受け取れ。」

白猫と黒猫のぬいぐるみを受け取る。

「これ、君を喜ばそうと思って悟がゲーセンで取ってきたんだ。」

「よ、余計な事言うなよっ!」

「….ありがとうございます。大事にしますねっ。」

五条さんはちょっと怖いけど優しい人だ。
こういうのをツンデレって言うんだろうな。

「荷物は先に持って帰ってもらうか。結構買ったしな。」

「そうだね、ご飯食べてから帰ろうか。」

車に荷物を預けて先に帰ってもらう。
何かこんなに自由にさせてもらって良いのだろうか。

「肉食おうぜ肉!まだ金あんだろ?」

「あるけど悟は遠慮って物を知りなさい。」

「紫亜は何食べたい?好きな物あったら言って。」

「好きな物…お肉とか、ですかね。」

「そんな悟に気遣なくて良いからね?霧乃さんの好きな物言ってくれていいから。」

「だ、大丈夫です!私もお肉好きです…!」

「決まりだな、焼肉行くぞっ。」

近くにある焼肉屋さんに行く。

座席に案内され注文をする。
五条さんが端から端まで頼んでるんじゃないかってくらいお肉を頼む。

こんなに食べれるのか、と不安にしていると育ち盛りだからと言われ笑ってしまう。

その言葉通り出てきたお肉をどんどん平らげる二人。
私も硝子さんもそれなりに食べたと思うけど、それ以上に食べている。
見ているだけでお腹いっぱいになる。

最後にデザートも食べて満足そうにしている。

「そこで一服するから先に出るよ。これ渡しとくから後よろしく。」

封筒を夏油さんに渡して硝子さんは出ていく。

「一服って?」

「気にしなくていいよ。ちょっと休んだら行こうか。」

「お前全然食ってなかったけど、あんなんで足りんのか?」

「じ、充分食べましたよ。もうお二人見てるだけでお腹いっぱいです…。」

自分も結構食べる方だと思ってたけど、やっぱり男の人は凄いな…

少ししてお会計をする。
本当に足りるのか心配になったが問題なかったようだ。
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