第3章 開花
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『もう穴があったら入りたい…』
思わず呟けば、マレウスは私の頭を優しくなでる。
その様子を見ていたシルバーは続けてリリアに質問をする。
シ「でも、そういうことならマレウス様が開花させればいい話では…?」
リ「それが、そう単純な話ではないんじゃ…。いいな、。」
よくないよくないよくない…!でも、言わないと…。
『うん…』
リ「複数人と交わる必要があるんじゃ」
シ・セ「「えっ」」
シルバーとセベクは思わず絶句する。そして、私やマレウス、リリアを順番に見る。
ついに言ってしまった…どうしよう、引かれてしまう…もう今まで通り、できない…。
シ「…でもそれだと、の身体に負担がかかるんじゃ…」
セ「そ、そこまでして、開花しないといけないのですか?」
リ「中途半端な開花のままだと…命に関わるんじゃ」
そう、私の身体は複数人の異性と交わることで"開花"する。そうすることで魔力が増え、寿命が増えるのだ。
しかし、開花しないままいると、いずれ魔力が尽き、命を落としてしまう。
それなりの魔力を保持している人でないと意味がなく、私がこの学園へ入学したのはそれを果たすため、リリアとマレウスが学園長と掛け合って進めてくれたのだ。
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