• テキストサイズ

【ツイステ】美しい宝石【長編】 

第3章 開花


.



シ「それは俺でも果たせますか?」

『し、シルバー!?』

シ「なんだ」

『引かないの…?」

シ「なんでだ」


なんでだって…え?なにそれ。シルバーの思わぬ発言に言葉に詰まってしまう。

私が混乱していると、ずっと黙っていたマレウスがくすりと一つ笑って言った。


マ「だから言っただろう」

『マレウス?』

マ「心配しなくてもシルバーとセベクはお前を軽蔑したりしない」


そうだろ?と言うようにシルバーとセベクに視線を向けるマレウス。


シ「なぜ軽蔑するんですか?」

『だ、だって、いろんな人とえっちするんだよ!?…普通軽蔑するでしょ…』


どんどん小さくなる私の声に、なんとか状況を整理したのか、久しぶりにセベクが声を発した。


セ「お前の身体がそういう体質なんだろう?どこに軽蔑する要素がある!仕方ないことだろう!」


いつものセベクだ。軽蔑なんて言う言葉は彼らの目からは感じられない。

その言葉に思わず、涙があふれる。なんて、暖かい場所なんだ…。やっぱり私はみんなが好き…、大好きだ。

私は今までの緊張の糸がプツリと切れたかのように、そのままマレウスの腕の中で眠ってしまっていた。


マ「本当なら、僕だけに抱かれてほしい…」


そんなマレウスの言葉を耳元で聞いたような、聞いてないような…。


.
/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp