第7章 困惑
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流石に二日間サボるのはマズいと思い、朝早く起きるとまだ眠っているレオナ先輩に置き手紙を残して部屋を出て行った。
ユ「あれ?どうしたの?朝帰り?」
『!!…ユウか、びっくりした…うん、実はちょっとね…』
グ「不良娘なんだゾ!」
『そんなんじゃないよ~』
オンボロ寮に戻るとユウとグリムが迎えてくれた。
ユウは兎も角、グリムがこんな朝早く起きてるとは思わなかった…。
私はそんな2人に談話室で待っていてもらうように頼むと、自室に戻り、シャワーを浴びてから学校の準備をする。
ユウやグリムと他愛のない話をしながら歩いていると、途中でエースとデュースと合流して、昨日サボったことをおちょくられながら校舎へと向かう。
エ「今日は調子良さそうだな!」
『そうかな?』
デュ「顔色もいいし、よかった」
ここ最近相当調子悪そうに見えていたのか、エースやデュース、ユウやグリムまで安心したというような表情をしていた。
…きっとそれは、マレウスとの…。いや、思い出すのは辞めよう。恥ずかしくなってきた。
グ「今度は顔が真っ赤なんだゾ!」
ユ「大丈夫?」
『えっ、ああ、うん!大丈夫だよ!』
私は誤魔化すようにして先に教室に入れば席に着く。
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