第6章 昼寝
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レオナ視点
既に空は夕焼けに染まっていた。
俺は隣でぐっすりの眠っている女に視線を向けるが、一向に目が覚める様子がない。
幸い今日は誰にも邪魔されることなく、不思議なくらい昼寝が出来た。この女の隣で。
『くしゅんっ…すぅ…』
突然の女のくしゃみで驚くも、それでも起きないこいつは相当神経が図太いのだろう。
しかしこのままで夜になってしまう。いつもならこんなやつ放っておくところだが…今回はそれが出来なかった。
レ「ったく…めんどくせぇ…」
俺は女を肩に担ぐと自分の部屋へ連れて行った。
部屋に着くと女をベッドに寝かし、俺は汗を流すべく風呂場でシャワーを浴びる。
スッキリした状態で部屋へ戻ると、変わらず女はぐっすり眠っている。
薬でも盛られたのかっていうくらい起きないこいつの寝顔を横目でみながら、俺はラギーに一本メールを送り、その女の隣で再び眠りに就いた。
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