第5章 宝石
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エ「お前凄いな!1年生なのにユニーク魔法使えるのかよ!」
『う、うん、まぁね。』
エースのキラキラとした瞳が今の私には少し眩しい。
ケ「でも、ちゃん、大丈夫?なんか顔色悪くない?」
デュ「なっ、具合でも悪いのか!?」
『ううん、大丈夫だよ』
心配そうに頭をなでてくれるケイト先輩に上手く笑えてるだろうか。
正直、結構しんどい…。そろそろ本格的にマズいかもしれない。
?「邪魔するぞ!」
『リリア!』
リ「やっぱりのぅ…、ユニーク魔法を使ったな?」
リリアの登場に喜んできたのもつかの間、私の顔を覗き込む彼は少し怒ってるように見える。ひぃ…怖い…。
リ「こやつは借りてくぞ」
『ごめんね、みんな…!』
リリアの背丈だったら絶対無理なずなのに、私を軽々と肩に担ぐ。
私は慣れたようにみんなに苦笑いをしてリリアの肩から手を振る。
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