• テキストサイズ

未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第19章 バレンタイン



「七桜さん、わざわざありがとう」

「お姉ちゃんのお菓子はどれも美味しいから大好き!」

陸の笑顔はいつ見てもキラキラしてて嘘がない。

「ありがとう、そう言ってもらえたら嬉しいな。陸は入院減ったからって無理したらダメだよ?」

「もっと言って。最近、体調いいからって調子に乗ってるから」

「だってぇ・・・」

「そうだよね。でも、それで体調崩したら今せっかく元気なのに入院することになるかもしれないんだよ?それは陸も嫌でしょ?ちゃんと天の言うこと聞いて。陸がちゃんと元気にしてたら、またお菓子作ってあげるから」

「わかった!天にぃの言うこと聞く!」

「七桜さん、ありがとう」

その後は最近どうしてたかとか色々久しぶりに話して2人と別れ、次は実家に向かう。

「お姉ちゃん、おかえり!」

「ただいま。悠斗帰ってたんだね」

さっきまで友達と遊んでたらしいけど、そろそろ帰ってくる頃だと思って帰って来たとか...
悠斗は今日は泊まって行くものだと思ってたみたいで、泊まらないで帰るとわかると駄々をこね出した...

(困ったなぁ・・・そんなに帰って欲しくないのか、弟よ)

「今度、叔父さんの家に遊びに来たらいいじゃん。紡もいるし」

「今度泊まりに行く!」

それで納得してくれたみたいでよかったよ...

「はい、悠斗にバレンタイン」

「ヤッター!ありがとう!」

お父さんは遅くに帰ってくるから、お母さんに渡してもらうように頼んだ。
悠斗には紡から預かったお菓子も渡す。

「紡ちゃんにちゃんとお礼言うのよ!」

両方食べようとする悠斗はお母さんにどっちか1つにしなさいと怒られていた。
どっちから食べるか相当悩み、紡のを先に食べる事に決めたみたい。
お姉ちゃんのは後からゆっくり味わって食べたいんだとか...
どっちから食べても一緒だと思うけどな。

悠斗かお菓子を食べるのに夢中の間、お母さんと色々話をする。
悠斗の友達にケーキ屋をやってる家があって、そこのケーキが美味しいと聞いた。
今日もその子と遊んでたらしい...
小学校に入ってから同じクラスになり、ずっと仲良しで家にも遊びに来ているみたい。

ちゃんと友達も出来てて安心。
ケーキ屋の子かぁ...
作り方とか教えてくれたりできないかなぁ。
今度帰って来た時、行ってみようかな。


/ 571ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp