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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第16章 予期せぬ遭遇



確かに今日会わなかったら誤解したまま、だっただろうな...
七桜さんはよっぽど誤解されたくなかったんだろうか。
ユキさんとは仲悪くないはずだけど...
でも、付き合ってないってわかってホッとしたな。

七桜さんを見ると同じくホッとした顔をしてて、目が合って思わず一緒に笑ってしまった。

俺みたいなファンにも誤解だって伝えてくれたのが嬉しい。
噂が広まる可能性を防ぎたいだけかもしれないけど...
七桜さんの今の顔はそういうのとは違う気がする。

不思議な事だけど、七桜さんといると心が温かい...
可愛いとも思うし、好きだなとも思う。
でも、やっぱり俺なんかには好きなんて恐れ多いな。
1人でそう思っていると、七桜さんに笑われてしまった。

「百、考え事?難しい顔したり、笑ったり」

「あっ、いや、今こうして七桜さんと話してるのが信じられなくて・・・」

「うちだって百と同じ、どこにでもいる高校生だよ?偶然だけどここで百に会えて嬉しいけどな」

「俺も、嬉しいです・・・」

本当は大声で叫びたいくらい嬉しい。

「今日は、千がクリスマスに欲しい物わかんないからって呼び出されたの。今までプレゼントあげたことないから何あげたらいいかわかんないんだろうね。万にはサプライズすることにしたんだ」

デートじゃないけど、一緒に買い物してたんだ...

「そうなんですか?Re:valeは仲良いから毎年やってると思ってました」

「一緒にケーキ食べてご飯食べてならしてたけど、プレゼントって思えば今までなかったなぁ・・・」

「意外ですね」

「千はこれから毎年用意するって言ってたけどね」

「やっぱり仲良しですね」

「うん、面倒なこともあるけどね。喧嘩もするけど仲は良いと思う」

「3人とも仲良いと思います。ライブ見てたらわかりますよ」

「そう思ってくれるなら嬉しいかな。ほら、Re:valeって結構問題も多いでしょ?百が助けてくれた事件の他にも色々あるからさぁ」

姉ちゃんから聞いたことある...ユキさんがファンと喧嘩したとか。

「そうそう。でも、それだけじゃないんだけどねぇ・・・」

なんか、ファンには知られてない大変な事あったりするのかな...?
まぁ、当たり前だけど俺たちが知らないだけで色々あるよね...


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