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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第15章 千からの誘い



千にしては前向きな考え...

「僕も頑張るって決めたから」

「頑張るって・・・」

困ったな...でも誰かを好きになるのは自由だしな...

「ほら、行こう?」

そう言って千はさりげなく手を繋ごうとしてくる。

「何してるの?」

「何って、手繋ぐの。ダメ?」

「ダメに決まってるでしょ?ほら、行こ?万のプレゼントも選びに行こうよ!」

「そうね。七桜は行きたいお店ないの?」

「そうだな・・・楽器屋行きたい。新しい弦買わなきゃ」

「じゃあ、先に行こうか」

微笑みながらそう言う千に思わず見とれてしまう...

(千って本当顔は格好いいよなぁ・・・まぁ、千のことも好きではあるけど)

「七桜?行くよ?」

「う、うん」

「七桜は今欲しい物ある?」

「欲しい物か・・・新しいギターとか?」

「ギターはさすがに買ってあげられないな・・・」

「千の欲しい物は?」

「僕は七桜が欲しい」

「・・・うちは物じゃありませんので・・・」

千を無視して先にお店に入る。

弦やドラムのスティックを見てると千が後を着いてくる。

「千も弦買うの?」

「そのつもりはなかったけど、ストック用に買っておこうかな」

それぞれ見たい物を見て、買いたい物を買って店を出た。

次は万にあげるプレゼントだけど、話して色々候補はあがるけどこれってのが決まらない。
高い物はあげられないしなぁ...

「マフラーとかは?万って、いつも寒そうにしてない?」

千にしてはまともな意見だけど...

「それを言うなら千もだよ?2人して寒い寒い言ってるじゃん・・・」

「そうだっけ?マフラー見に行ってみよ?」

千がマフラー買うなら、手袋にしようかな。
千にもプレゼント買ってあげるか。
万だけってわけにはいかないもんね。

別々に買い物してプレゼント用を無事に買い終えることができた。

「寒いし、少し休んで行こうか」

千の提案で近くのカフェに入ることに。
温かいココアを頼んで少し休憩。

「万、喜んでくれるかな?」

「千が初めて贈るプレゼントだから喜んでくれるよ」

「そうかな・・・そうだといいな」

「大丈夫だよ!絶対喜ぶから」

いつも自信満々の千でも不安がることあるんだ...

(普段見ることないから、ちょっと可愛いかも・・・)


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